エンジニアとして活躍するためには、プログラミングスキルなどIT関連のスキルは大事です。
しかし、その根底に社会人として必要なヒューマンスキルも身につけていなければなりません。
ヒューマンスキルとは、簡単に職場の人間関係を円滑にするスキルのことを指します。
ヒューマンスキルは大別して、コンセプチュアスキルとテクニカルスキルの2つです。
コンセプチュアスキルは物事の本質を的確に捉える能力のことで、概念化能力と呼ばれることもあります。
物事の根本的な部分を正確に把握し、そのうえで抱えている課題の解決を進めていくのです。
一方、テクニカルスキルは実務的な能力のことで、ビジネスマナーやパソコンの基本的なスキルなどが挙げられます。
ヒューマンスキルを身につけられると、エンジニアとしてより活躍できるでしょう。
まず、対人関係が良好になり、同僚と意思疎通がしっかりできて業務の共有もスムーズに進められます。
また、顧客と直で接するときにも相手と早く信頼関係を構築することが可能です。
コミュニケーションを密にすることで意思の齟齬が生まれにくくなり、仕事のやり取りにおいて食い違いが起こりにくくなります。
顧客の思い通りのものを納品することで修正作業を防ぎ、効率的に作業を進められるのです。
特に人の上に立つ仕事、マネジメント職にキャリアアップしたいと考えるエンジニアには必要不可欠なスキルと言えます。
他者の立場になって話をするように、常日頃から心がけると良いでしょう。